Lepre ギア比改造計画
Lepreを走らせての一番の印象は「速度が足りない」だった。速度というか負荷。もっと走れるのに、これ以上出ないという感覚。
ギア比と車輪外径からクランク1回転あたりの移動距離を算出すると、(52/12)*527π≒6140mm程度となる。他の車種と比較したときにこれが速いのか遅いのかよく判らないのだが、それまで乗っていたLGS-TR2と比較すると(42/11)*645π≒7916mm、2m近く短かい。なるほどこれは走らないわけだ。
http://www.geocities.jp/jitensha_tanken/tire_JIS.htmlを見るとタイヤ外径が随分違っていたので計算し直した。Lepreが(52/12)*527π≒7174mmに対しTR2が(42/11)*645π≒7737mm、思ったより差はない。
小径車なのだからタイヤが小さい不利は仕方ない。それではギア比で稼ぐとしよう。
選択肢は二つ、クランクセットを替えるかスプロケットを替えるか。フロント大径化は小径車改造の定番ではあるが、それに伴う変更点はかなり多くなる。それに手軽で安価なのは明らかに後者の方だ、というわけで9段のスプロケットでなるべくトップの歯数が少ないものを探す。
調べてみると、小径用コンポーネントCapreoに9Sで9-26Tというスプロケットがあるらしい。現在12Tだから、これだけで移動距離が4/3倍、約819cmに伸びる。それでいて価格は4k程度と手頃。
[rakuten:bebike:10000163:detail]
というわけで、次回改造はスプロケット交換に決定。
リア | 換装前52T | 換装前42T | 換装後52T | 換装後42T |
---|---|---|---|---|
1速 | 2947mm | 2380mm | 2833mm | 2289mm |
2速 | 3203mm | 2587mm | 3203mm | 2587mm |
3速 | 3508mm | 2834mm | 3684mm | 2975mm |
4速 | 3877mm | 3132mm | 4334mm | 3500mm |
5速 | 4334mm | 3500mm | 4911mm | 3967mm |
6速 | 4911mm | 3967mm | 5667mm | 4578mm |
7速 | 5263mm | 4250mm | 6698mm | 5410mm |
8速 | 5667mm | 4578mm | 7368mm | 5951mm |
9速 | 6140mm | 4959mm | 8186mm | 6612mm |
上下とも以前より広がるので、登坂性も巡航性も高まる。42Tだけでもデフォルトの52Tよりトップスピードが出るし、52Tに至っては3速分上に広がった。流石に700Cのロードレーサーと比較すると巡航速度で見劣りするが、それは比べる相手が悪い。
これでも26インチのLGS-TR2と同程度である。つくづくと小径車の不利を感じてしまう。……まあいいんだけどね、それは判った上で買ってるわけだし。