エアポンプの使い勝手

クランクブラザーズの小型携帯ポンプを購入したので、ずいぶん減圧気味になっていたタイヤに、やっと空気を入れる。
バルブ先端のストッパを回して空気弁を押せる状態にし、仏式の口金を被せる。最近のものは自動両対応のクレヴァーヴァルヴが多いが、これは両面に米仏それぞれのヴァルヴがあるタイプ。胴をひねり、気圧計を向けた方の口が使えるようになる設計だ。つまりチューブ側のヴァルヴを下向きに、下からポンプを差し込む感じ。
口金前面はネジ式のダイアルになっており、どうやら差し込んだ後でこれを締めてヴァルヴを密閉するらしい。


はじめにHigh Volume側にセットして多くの空気を送り、ある程度膨らませたところでHigh Pressureに切り替えて少量づつ送風して気圧を高める。基本的にHigh Volumeを使うのはタイヤチューブ交換などの場合だけで、日常の気圧調整ではHigh Pressureだけで充分だろう。
ピストンが短かいのでHigh Volumeでも大した量は入って行かない。それはまあ判っていたことだが、抽送の際に手がブレるのが困る。基本的には左手でポンプとタイヤを固定、右手でピストン部を動かすのだが、どうやっても素早く動かせばそれだけブレるし、ゆっくりだと圧をかけ難い。
まあ元々携帯用でダブルアクションもないタイプ、もう出先でのパンク修理用と割り切って自宅用には据え置き型を別に用意するのが正解なのだろうけれど。