YAKKAYのヘルメットを加工する

自転車をクラシカルな装いにカスタマイズしているからには装いもクラシカルでありたい。
服装はある程度どうにでもなるが、問題はヘルメットだった。
事故の可能性を考えれば着装すべきだが、生憎と自転車ヘルメットというのはスポーツサイクリストに合わせて作られており、いずれも空力と空冷を重視した奇妙な形状に派手派手しいレースカラーのものばかりで、カジュアルな普段着に合わせるにせよ背広に合わせるにせよ似合わぬことこの上ない。自転車をファッションの一種と位置付けるからには、トータルコーディネイトできぬ存在は排除したい。


そんなわけで数年かけて捜し求めた結果到達したのがYAKKAYのヘルメットであった。

半球形のヘルメットにカジュアルな帽子のようにデザインされたアウターを被せるヘルメット。アウター次第で形状も色も変えられる。ヘルメットで9千円、アウター7千円とそれほど高くないので複数のアウターを付け替えてもいい。


実際に被り走ってみたところ、多少の問題点を発見したので修正することにする。
ひとつは顎紐のアジャスタ。サイズを調整できるようになっているのは良いが、引っ張るとずれてしまう緩さで固定に難がある。どうせ可変の意義はユーザごとに合わせられることだけであって、パーソナライズした後にまで調整が利く必要はないので縫ってしまうことにする。
もうひとつは顎紐からヘルメットへ繋がる部分。Y字に分岐した部分に金具があるのだが、その内側の耳朶に当たる面が妙に角張っており痛い。ここはやすりで面を取る。


多少の不満はあるものの、このスタイルには代え難いので手を加えて使うことにする。多少の改造で済む程度の問題でもあることだし。

ゴーグルを追加する

以前購入したものの、眼鏡との干渉で着用を諦めたクラシックスタイルのゴーグルがあったので、ヘルメットに装着してみた。

TNK工業 スピードピット ヴィンテージゴーグル ブロンズ 80077

TNK工業 スピードピット ヴィンテージゴーグル ブロンズ 80077


なかなか良い雰囲気になったと思うが、どうだろう。